ジスロマックとクラリスの違い

同じ系統の抗生物質だが薬の種類や特徴に違いが


ジスロマックの特徴


ジスロマック(アジスロマイシン)は、マクロライド系の抗生物質で、マイコプラズマ肺炎やクラミジアに良く効く薬として処方されています。ジスロマックは比較的新しい薬で、まだあまり普及していません。しかしクラミジアに良く効くことがわかり、最近では処方されることが増えてきました。薬の種類には錠剤、ドライシロップ、小児用細粒、小児用カプセルがあります。副作用は少ないと言われており、妊娠中の女性も安心して飲める薬です。飲み合わせの薬も比較的少ないのであまり心配はありませんが、強心剤や抗血栓薬、免疫抑制剤、胃腸薬などは併用注意となっていますので、飲んでいる薬があれば医師に報告しましょう。ジスロマックは服用回数が少なくて済むのに、効果が長く持続するので何日も薬を飲むのが嫌だという人にはぴったりです。

クラリスの特徴


クラリス(クラリスロマイシン)は、ジスロマックと同じマクロライド系の抗生物質です。マイコプラズマ肺炎やクラミジアに良く効き、またペニシリン系やセフェム系の抗生物質でアレルギーが出た人に処方されることが多い薬です。薬の種類は錠剤とドライシロップがあり、小児にはドライシロップがよく処方されます。副作用は消化器症状が多いですが、それほど重いものはありません。ジスロマック同様、妊娠中の女性でも飲める薬です。飲み合わせの薬は、睡眠薬や精神安定剤、喘息治療薬、抗血栓薬、トリプタン系の片頭痛治療薬などがあり、これらの薬を飲んでいる人は医師に必ず伝えましょう。クラリスは、だいたい10日間くらい服用を続けなければなりません。

ジスロマックとクラリスの違いは?


クラリスとジスロマックは同じ系統の抗生物質で、マイコプラズマ肺炎やクラミジアに効くというのも同じです。一方で、違う点は何かというと、クラリスは主に呼吸器感染症や中耳炎の治療に使われています。他に外傷などの二次感染予防、ピロリ菌の除菌、肺MAC症の治療で、他の薬と併用されることが多いのです。もちろん、クラミジア治療にも使われることはあるのですが、どちらかというと他の症状で使われることが多い薬です。ジスロマックと同等の効果と持続性はあるものの、あえて1回の服用量を少なくして、抗菌作用よりも抗炎症作用の効力を得ようという使用方法が多く見られます。これがジスロマックとの違いと言えるでしょう。低用量で使うことが多いクラリスでは、当然副作用の発現も少なくなるというメリットがあります。