クラミジアにジスロマック

ジスロマックはクラミジアに高い効果のある抗生物質である

マクロライド系の抗生物質

クラミジアの治療薬として良く用いられる薬がジスロマックです。特効薬とも言われており、短期間で高い効果を発揮します。成分はアジスロマイシンというマクロライド系の抗生物質で、ジスロマックという名称はファイザー製薬が付けた名称です。

日本の性病のなかで最も感染者が多いと言われているクラミジアだけでなく、歯周病などの細菌がかかわる病気の治療薬でもあります。主成分であるアジスロマイシンは、クラミジアのタンパク質との合成を阻害して増殖を抑えます。

クラミジア菌は他の細胞から栄養をもらって増殖する寄生性の細菌で、タンパク質の供給がなくなれば増殖できなくなるので、そのまま自滅して体内からいなくなります。このようなメカニズムの薬を殺菌薬と呼ぶこともあります。

女性のおりものの量や色の変化、男性の排尿時の痛みといったクラミジアの症状は、細菌が感染部でタンパク質を合成して増殖することで発生します。感染した部分が炎症を起こしている証拠です。ジスロマックは患部に棲みついた細菌の増殖を抑えるため、細菌の寿命が尽きた時点で症状が治まります。

効果の持続性

アジスロマイシンのメリットは、従来の薬に比較して体内の吸収が良いという点です。1日に1回の服用を3日間継続すると、従来型の抗生物質を2週間ほど服用したのと同様の効果が上がります。また、アレルギー反応を発症する可能性が低く、たとえばペニシリンやセフェムといった抗生物質に対してアレルギーがある人にも使用できます。副作用も少なく、多くの病院やクリニックでクラミジア治療薬として処方されています。個人による海外からの並行輸入でも入手できますが、できれば病院に受診して処方箋で入手しましょう。

飲み方の注意

ジスロマックはクラミジアに対して非常に効果が高く、高い確率で完治まで至ります。飲み方は1日に1回ですので、できるだけ飲む時間帯を同じにしましょう。通常は1錠に成分が500mg配合されたものが処方されます。

これを1日1回、3日間服用するという飲み方が一般的です。抗生物質に対するアレルギーや過剰反応がないと判断された場合には、1000mg配合されたジスロマックを1回だけ飲んで、クラミジアの細菌を一気に死滅させる方法を採ることもあります。

飲むタイミングは食前でも食後でも構わないことになっていますが、まれに下痢や腹痛といった胃腸系の副作用が現れることがあるので、食後2時間から3時間ほど空けてから服用すると良いでしょう。

クラミジアの治療薬

クラミジアの治療に使用される抗生物質の種類

クラミジアの治療は、通常抗生物質を使用します。クラミジアの治療に使用される抗生物質には主に3種類ありますが、ここではマクロライド系の抗生物質について見ていきます。

クラミジアの治療に使用される抗生物質には、マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキロノン系のおもに3つの種類があります。ケトライド系の抗生物質もありますが、まだあまり出回っていないうえ、意識消失の副作用が出る恐れもあるため第一選択肢ではありません。どの抗生物質でも、クラミジアは服用から1~2週間で治ることが多いです。

ただ、それは性器クラミジアの場合で、のどに感染する咽頭クラミジアの場合、治療期間はもっと長くなります。これらの抗生物質のなかから患者の症状に適したものが処方されるので、一概にどの抗生物質がいちばん効くとは言えません。

マクロライド系抗生物質の特徴

おもに処方されるマクロライド系の薬

一般的によく使われるのがマクロライド系の抗生物質です。マクロライド系抗生物質の薬には、ジスロマック、クラリス、クラリシッドなどがあります。どの薬も抗菌力が強いのですが、同じマクロライド系の抗生物質でも薬によって作用の仕方が違うので、すべてが同じようにクラミジアに作用するというわけではありません。副作用も薬によって違いますから、個々の患者に合わせて最適なものを医師が処方します。

効果が出ないこともある

服用期間が短いというのがマクロライド系の抗生物質に共通した特徴ですが、最近ではこれらの薬に耐性を持ったクラミジア病原体が増えています。そこで、マクロライド系の抗生物質が効かない場合は、ほかのタイプの抗生物質を併せて用いることもあります。

飲み忘れの心配がないジスロマック

マクロライド系のクラミジア治療薬で注目されているのがジスロマックです。ジスロマックは一度の服用でその効果が約1週間続くというメリットがあります。クラリスとクラリシッドの場合、1日に2~3回服用しなければならないので飲み忘れのリスクがありますが、ジスロマックならその心配がなく、短期間でクラミジアを治療するための第一選択肢となることが多いです。また、副作用が少ないというのもジスロマックのメリットです。素早く治療できるということで、完治に時間のかかる咽頭クラミジアの場合にもよく使われます。