オーラルセックスによって口にクラミジアが感染する

原因は?

クラミジアはクラミジア・トラコマティスという細菌が感染することで発症しますが、この細菌は粘膜にだけ住み着くという性質があります。乾いた場所ではすぐに死滅するほど弱いものですが、感染力は高く、保菌者と性交渉をすると約50%の確率で感染します。

近年、性感染症としてクラミジアや淋病が増えていることが医療関係者からも報告されていますが、その大きな原因となっているのがオーラルセックスです。性風俗では盛んに行われていますし、近年では若い人を中心にセックスが多様化したことから、およそ50%の人がオーラルセックスを行うという調査結果も出ています。

口や舌も粘膜ですので、クラミジア・トラコマティスに感染した性器に触れることによって、細菌に感染します。感染しても自覚症状が強く出ないため、さらに感染が拡大する傾向があります。

気がつかない人も多い

口内炎は、様々な原因で発生するものです。胃の調子が悪くてもなりますし、栄養バランスが崩れたり、ビタミン不足でも口内炎ができます。また、義歯や装具が当たって刺激される、虫歯による口腔内の不衛生でも口内炎はできます。そのため、オーラルセックスによってクラミジアに感染したことに気が付かないケースは非常に多いと言われています。

クラミジアは通常の口内炎とは違って、治療薬を飲まない限り細菌は死滅しません。自然治癒はレアケースです。クラミジアが原因の口内炎は、単なる栄養バランスの乱れによる口内炎と比較すると、症状が重く、なかなか治りません。歯科では治療不能です。

治療方法は?

クラミジアには抗生物質や抗菌剤が治療薬として用いられます。口内炎の症状がクラミジアによるものだと分かったときには、かなり重症化している可能性が高いです。そこに行き着くまでに歯科や口腔外科などを回っているでしょう。喉に感染するクラミジアは、性病科や婦人科、泌尿器科では珍しいものではありません。

口の中にクラミジア感染した場合も、性器感染した場合も治療薬は同じで、ジスロマックと言う抗生物質の服用となります。

これと同様の治療で口内炎から発症したクラミジアも利用可能です。抗生物質や抗菌剤を医師の指示通りに決められた用量を決められた期間で服用しましょう。いったん症状は収まりますが、だからといって自己判断で服用を止めないように注意しましょう。

クラミジア菌は、少しでも残っていれば増殖を再開します。検査・治療をしてもらった病院やクリニックで必ず再検査して、完治したことを確認しましょう。完治するまでは、他人とキスしないようにする必要があります。

オーラルセックスでもクラミジア感染はするのか

クラミジア感染症は日本国内で最も多い性病としても知られています。クラミジア感染症の主な感染経路は「性行為」によるものです。互いの粘膜同士が触れるだけで感染してしまうほどクラミジア菌は感染力が高く、約1~2週間の潜状期間を経て感染してしまいます。

クラミジア感染症のような性病は、性器のみに感染する病気だと思われがちですが実はそれだけではありません。オーラルセックス(フェラチオやクンニ)などによる咽喉へのクラミジア感染もあるのです。

オーラルセックスによるクラミジア感染経路は主に2つあり、クラミジア感染をしている性器から咽喉に感染してしまう経路とクラミジア感染をしている咽喉から性器に感染させてしまう経路があります。

咽喉にクラミジアが感染してしまうと咽頭の腫れや痛み、発熱など風邪に似た症状が現れるようになります。そのまま放置してしまうと慢性の扁桃腺炎になってしまう恐れもあります。

この咽喉へのクラミジア感染は、性器クラミジアに感染している女性の約10~20%に見られるといった検査結果も出ているようです。性器クラミジア感染症が発症している場合は、口腔への感染があるかどうかの検査も受けるようにしましょう。

性行為が原因で感染してしまうクラミジア感染症を防ぐには、やはり「コンドーム」を使用することが一番の予防となります。男性から女性の咽喉へクラミジアを移してしまうケースだけではなく、女性の咽喉から男性性器へ感染してしまう事があるので注意しなければなりません。

クラミジア感染症になってしまうと、HIVへの感染率が3倍~5倍ほどに上がってしまい、そのまま放置してしまうと男女共に不妊症になってしまう恐れが高くなってしまいます。そうならないためにも、クラミジア感染症に感染してしまったら早めに治療することが必要です。しかし、クラミジア感染症は自覚症状が現れにくく、早期発見が難しい性病でもあります。

そのためにも、しっかりとした予防対策が大切です。セックスはもちろん、オーラルセックスでもコンドームを使用してクラミジア感染症を予防していきましょう。

また、生理中はクラミジア感染がしやすい状態となっていますのでコンドームを使用したとしてもなるべく性行為を控えるようにしましょう。パートナー同士、お互いにクラミジア感染症から守るために心がけていきましょう。