ジスロマックと下痢の副作用

ジスロマックで副作用が出た時の対処法

ジスロマックは副作用が起こりやすい

ジスロマックはクラミジアをはじめとするたくさんの性病治療に使われている薬剤です。併用禁忌薬などがなく安全性が高いため、最初の治療薬としてジスロマックが処方されることは多いのですが、体調や体質によっては副作用が起こるリスクがあるため、注意しなければいけません。

ジスロマックは持続性のある抗生物質で、3日間服用すると1週間は効果が持続するという特徴がありますが、もしも副作用が出た時には、体内に薬剤成分が残っている期間は副作用も出てしまうことが多いですね。副作用がひどく出てしまうケースはごく稀ですが、副作用の中には日常生活に支障が出てしまう下痢などもあるので、あらかじめ理解しておきましょう。

下痢はいつまで続くのか?

成人だと下痢の副作用が出ることはとても少ないのですが、年齢が低い赤ちゃんなどは下痢を起こしやすいと言われています。成人でも体調や体質によって下痢になってしまうことがあり、下痢に伴って吐き気や腹痛などが起こることもあります。基本的に、ジスロマックのような抗生物質は服用期間の途中で止めてしまうのはNGなのですが、もしもこれらの副作用が出てしまい、日常生活に支障が出るような場合には、直ちに服用を中止して病院に行ってください。

治療中の性病はジスロマック以外の薬剤でも治すことができるので、他の薬を処方してもらうことができます。

薬の飲み合わせには注意が必要

ジスロマック自体は副作用が出る確率はそれほど高くありません。しかし、他の薬と合わせて飲んだ場合には、薬同士の作用によって下痢などの副作用が強く出てしまうことがあります。ジスロマックには併用禁忌薬はありませんが、併用注意薬は存在しているため、それらと合わせて飲む場合には、副作用が出るかどうかを注意しながら飲むようにしましょう。

ちなみに、ジスロマックと合わせて飲む際に注意が必要な薬にはワルファリンやジゴキシン、シクロスポリンなどがあります。また、併用注意薬は副作用が強く出やすいだけでなく、お互いの作用を阻害し合ってしまうリスクもあるので注意しなければいけません。もしもすでに服用している薬がある人は病院を受診する際にお薬手帳を持参して、医師にジスロマックとの飲み合わせをチェックしてもらった上で、副作用などが少ない適切な薬を処方してもらうのが安心ですね。

ジスロマックにはどんな特徴があるの?

ジスロマックにはどういった特徴があるのかも知っておく必要があります。そこで今回は、ジスロマックの特徴について考えていきましょう。

リボソームがタンパク質と合成するのを阻害してくれる!

ジスロマックはマクロライド系の抗生物質であり、細菌のリボソームにおけるタンパク質の合成を阻害して細菌を死滅させられるのが作用となっています。ジスロマックはエリスロマイシンの基本骨格に窒素原子を導入して、病巣について薬剤が移っていく可能性が高まることから、半減期も長くなります。

それに、副作用や相互作用も他のマクロライド系の抗生物質に比べると少ないというのが特徴です。作用機序(生体に対し薬物が何かの効果を及ぼす仕組み)については、クラミジアなどといった細菌は、増殖するとなるとタンパク質を合成(リボソームと言う部分で行われる)させる必要があります。要するに、ジスロマックを用いて合成される場所となるリボソームを活動できないようにしてしまえば、細菌の増殖も抑えられるのです。

マイコプラズマなどには有効である点も特徴の1つ!

ペニシリン系グラム陽性菌用ペニシリン広域感性ペニシリンもしくは、セフェム系抗生物質セフェム系抗生物質によってショックが起きてしまう可能性は少ないのも、ジスロマックの特徴の1つです。

このショックとは、何かの原因によって心機能が抑えられてしまい、脳を始めとして身体中に血液がしっかりと流れていない状態を指します。これはかなり危険と考えられ、ペニシリンによるショック症状は口内異常感,くしゃみ、冷や汗、しびれ感、悪心・嘔吐、尿意・便意、喘鳴(ぜんめい)(ゼイゼイ,ヒューヒューいう呼吸) 、呼吸困難、胸内苦悶、呼吸困難などが挙げられます。

また、テトラサイクリン系抗生物質テトラサイクリン系抗生物質に比べると耐菌性は高くありません。それに、これらの薬に比べると有効菌種は狭くなっています。ただ、異形肺炎とも呼ばれるマイコプラズマにはとても有効であると考えられます。さらに、肺炎球菌やインフルエンザ球菌、黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、肺炎クラミジアなどといった急性感染症に対して抗菌活性を示してくれます。そして、呼吸器や耳や鼻、口腔内などへの組織移行性も高い点も特徴です。