ジスロマックは淋病にも効きます

淋病がジスロマックで治療できる

ジスロマックはマクロライド系の抗生物質

マクロライド系の抗生物質に分類されるジスロマックは、淋病治療のために処方される薬ではなく、クラミジアやマイコプラズマなどの性病の治療薬として使われることが多い薬剤です。性病にはいろいろな種類がありますが、クラミジアと淋病は症状がとても良く似ているだけでなく、同時に発症することも多く、淋病およびクラミジアで病院を受診する人の約20%程度は、どちらも発症しているという統計もあります。ジスロマックは基本的にはクラミジアの治療薬として使われますが、淋病の治療効果もあるため、軽度の淋病の場合には、ジスロマックを服用することで治る可能性もあります。ただし、この薬剤で確実に淋病が治療出来るというわけではなく、淋病に効果が出る場合もある、という程度であることは理解しておいた方が良いでしょう。

必要となる薬剤の投与量が異なります

ジスロマックは、1日当たり500mgを3日間続けて服用すると、その薬効が1週間程度持続するという特徴があります。そのため、うっかり飲み忘れてしまうことが心配な患者さんに処方されることが多いのですが、クラミジアを治療するためのこの投与量では、淋病を引き起こしている細菌を完全に撃退するには十分な量ではありません。淋病の治療に必要と言われている投与量は1日当たり1000mgと言われていますが、1回だけの投与では十分に治癒出来ない患者さんが多いため、淋病の治療には別の薬剤が処方されることが多くなっています。もしもクラミジアと淋病の両方を発症している場合には、別々のお薬が処方されるのが一般的です。淋病の治療にジスロマックだけで治そうというのは難しいので、自己判断しないように注意しましょう。

治療中の注意点

クラミジアや淋病などの性感染症は、パートナーから感染することが多く、自分が感染しているということはパートナーもまた感染している可能性が高いものです。ジスロマックを使ってクラミジア及び淋病の治療をする場合には、自分だけでなくパートナーもきちんと検査を受けて、必要があれば治療をするようにすすめましょう。自分だけが完治できてもパートナーがまだ感染していれば、再感染するリスクは高いですよね。クラミジアと淋病に限ったことではありませんが、性感染症の場合にはパートナーと一緒に治療に取り組むことが必要となります。完治しないまま放置すると、感染がどんどん広がってしまうので、早期治療が大切です。

性病に広く効果が期待出来るジスロマック

性病に感染すると、尿道から細菌が入り込んで炎症を起こし、尿道炎というつらい症状が起こりやすくなります。この症状を引き起こす性病はたくさんの種類がありますが、クラミジア性のものなのか、それとも淋病性のものなのかによって従来は処方される薬が異なっていました。クラミジアと淋病とでは、起こる症状がとても良く似ているだけでなく、どちらかにかかる患者さんのうち20%程度は、もう一方にも感染していることがあり、治療をするにはクラミジア用の治療薬と、淋病用の治療薬の2種類を飲むのが一般的だったのです。

しかし、性病に広く効果を発揮するジスロマックは、クラミジアや淋病のどちらによって引き起こされる尿道炎に対しても効果を発揮することができる抗生物質です。持続性がある薬剤で、クラミジアの治療なら500mgを3日間続けて服用すれば効果が1週間持続しますし、淋病の治療なら1000mgを飲むことで炎症を抑える効果が期待できます。性病の種類によってはジスロマックが効果を発揮しないものがありますが、クラミジアと淋病に関しては薬効が認められており、その中でもクラミジアの治療ではまず最初にジスロマックを処方する病院が多いほど、一般的な治療薬となっています。

耐性を持つ菌のリスクとは

淋病の治療薬としては、従来はペニシリンGやセファロスポリンなどが使われていましたが、近年ではこれらの抗生物質に対して耐性を持ってしまう淋病菌が増えていて、従来の治療薬では効果が表れにくくなっています。耐性は自分の体内で作られてしまうことがあるほか、すでに高い耐性を持った淋病菌に感染してしまうこともあるため、普段あまり抗生物質を飲まない人だからと言って従来の治療薬で十分な効果が期待できるというわけではありません。強い耐性を持つ菌に感染してしまうと、ペニシリンGやセファロスポリンなどでは治療ができなくなってしまうことがあるのです。

ジスロマックの飲み方は?

ジスロマックで淋病治療をする飲み方は、1日当たり1000mgを服用することが必要です。ジスロマックは錠剤だと250mgと500mgとがあるので、250mgなら一度に4錠、500mg入りなら一度に2錠を飲むことになります。何回かに分けて飲むのではなく、一度に必要な服用量を摂取することが必要なので、その点は気を付けましょう。ただし、症状などによって異なる服用量を処方されることがあるため、医師の指示に従うことが大切です。また、症状が良くなってきたからと言って勝手に止めるのはNGなので、服用期間の最後まで飲み切るようにしましょう。