ジスロマックとクラビットの違い

クラミジア治療に有効とされるジスロマックとクラビットの違いは?

ジスロマックとクラビットの特徴

ジスロマックとクラビットはクラミジア治療で使われる抗生剤として有名です。どちらも抗生剤なのですが、どんな特徴があるのかを知り、納得した上で服用するようにしましょう。

ジスロマックはマクロライド系の抗生物質で、1回の服用で済むために飲み忘れなどの心配がなく、効果も良いとされているのでこの薬を選択する機会が増えてきています。ジスロマックは妊娠中の女性でも服用できるので、妊娠中にクラミジアに罹ってしまった時も安心して治療できます。

クラビットはニューキノロン系の抗生物質で、マクロライド系の抗生物質よりも効果は劣りますが、様々な感染症に使われている安全な薬です。

服用方法や治療期間の違い

同じ抗生物質でも服用方法や治療期間に違いがあります。ジスロマックの服用方法ですが、1000mgを1回水またはぬるま湯で飲むだけです。この1回だけの服用で済むのがジスロマックの良い点です。

一方クラビットは1錠を1日2~3回服用します。症状や効き目を見ながら量は調節され、他の薬と同じように継続しての服用となります。治療期間については、ジスロマックは1週間から10日くらい、クラビットも同じくらいの期間です。

副作用に違いはある?

どんな薬にも副作用は多少なりともあるものですが、ジスロマックもクラビットも抗生剤の中では副作用は少ない方だと言われています。どちらにも共通してある副作用は、やはり下痢や吐き気、胃痛などの胃腸障害です。軽いものは心配ありませんが、ひどい場合は医師に相談しましょう。

また、クラビットはニューキノロン系ですが、この系統に特徴的な光線過敏症を起こすことがあります。これは日光に当たると赤くなったり水ぶくれができたりするもので、皮膚が弱い人や長期に渡って服用する場合はなるべく直射日光を避けましょう。ジスロマックにはこのような副作用はみられません。

どちらの薬が良いか

ジスロマックかクラビットかどちらが良いかというのは、それぞれの特徴や服用方法などから見るとジスロマックの方が良いでしょう。しかし、医師の判断や薬との相性もありますので、自分の合った方を選択することが一番です。

どちらの薬を処方されても、きちんと指示通りに飲まないと効果はありません。抗生剤は処方通りに飲み切らないと耐性菌が発生してしまいますので注意しましょう。

ジスロマックとクラビットをメリット、デメリットから比較すると

ジスロマックのメリットとデメリット

ジスロマックはマクロライド系の抗生物質で比較的新しい薬です。成分はアジスロマイシン水和物で、肺炎や歯周病、中耳炎、咽頭炎、クラミジアなどの性感染症にも良く使われます。特にクラミジアには良く効くと言われており、ジスロマックを飲んだ人の9割近くの人が完治しています。

ジスロマックのメリットは、クラミジアに対してはとても良く効くとされ、高濃度で一気に菌を抑え込める点です。服用回数が少なくて済むのもメリットです。1回飲むだけで1週間から10日効果が持続するので飲み忘れもなく、副作用も出にくいと言われています。また、妊娠中の人にも使えます。

デメリットと言えば、薬の価格がやや高めであることです。クラビットと比較するとやや高いので、クラビットの方が普及しています。

クラビットのメリットとデメリット

クラビットはニューキノロン系の抗生物質で、ジスロマックが出る前からクラミジアの治療薬として使用されています。クラミジアだけでなく皮膚感染症や呼吸器感染症など、幅広く使われており、ジスロマックよりも抗菌作用が広いのがメリットです。薬の価格はジスロマックよりも安いので、こちらの方が普及しています。

クラビットは1週間から2週間、毎日服用しなければならず、飲み忘れや副作用の出現が心配です。

また、1~2日で症状が軽くなったとしても、処方された薬は最後まで飲み切らなければならないのが、ジスロマックと比較すると面倒でデメリットと感じるかもしれません。

結局どちらが良いのか

ジスロマックとクラビットを比較してみると、それぞれに良いところがあるので、どちらが良いとは言えません。また、人によって薬が体質に合わないことがあります。ジスロマックを処方されたけれど、副作用が強く出たとかクラビットを飲んでいたけれど症状が改善されなかったということがあります。このような場合は別の抗生剤が処方されますから、自分に合う薬で治療をしていくことになります。

クラミジアの場合は、クラビットが駄目ならジスロマック、ジスロマックが駄目ならクラビットというように変えてもらえますので、医師と相談しながら合う薬を見つけるようにしましょう。どちらの薬を処方されても、きちんと用法用量を守って服用してください。クラミジアは体内に菌が残っていると再発するのでしっかり治療することが大切です。